【編集長のつぶやき vol.493】 「近い過去」によって書き換えられていた「遠い過去」。歴史の真実や如何に?
2017.08.21 Monday 00:00

2017.08.21

昨今、この国では歴史の教科書の「書き換え」が随分のメディアを賑わしています。

 

有名なところでは、鎌倉幕府の成立が1192年から1185年になったり、長い間、聖徳太子や足利尊氏の肖像とされていた絵に疑問符がついたり。。。

 

これらの多くは、近年になって歴史的な研究が進んだ結果・・・なのですが、裏を返せば、「遠い過去」がいかに「近い過去」によって書き換えられていたのかが分かります。

 

そしてこの「書き換え」には、大きく分けて3つあるように思いました。

 

1つ目は、新しい歴史的資料が発見されたり、既存の歴史的資料のより深い考察によって、より客観的な類推が進んだりした例。

 

2つ目は、「近い過去」の政権・為政者が、自己の正当性を主張するため、「遠い過去」を故意に改ざんしていたことが発覚した例。

 

3つ目は、時の政権・為政者の意思とはあまり関係ないところで、民衆のヒーロー待望論や魔女狩りに近い機運によって、正義の味方や悪役に祭り上げられた人物などが、プラス・マイナスの両面で再評価された例。

 

もちろん、何れの例も、江戸・明治の世に「振り返ってみた過去」としての中世や古代と、昭和・平成の世に同じく「振り返ってみた過去」としての中世や古代では、そもそも振り返った時点という「調査時点」が全く異なっているため、「後の世の評価」が変わってくるのは当然と言えるでしょう。

 

しかし、注意しなければならないのは、2つ目と3つ目です。

 

歴史を歪曲していると非難を浴びることが多い(とされている)日本の教科書ですが、少し前、米・スタンフォード大学による調査結果が話題となりました。

 

その調査結果とは、意外や意外(笑)、日米韓中台の比較研究で、一番公平なのは、日本の歴史的教科書だと言うものです。

(読売新聞などを出所とする2次情報があまりにも出回り過ぎているので、あえてソースは記載しませんが)。

 

まあこれとて、どれだけ公平な調査を行ったのかについては、疑問を持つべきだとは思いますが、それにしても、「日本の教科書が最も愛国的技術がなく、戦争の賛美など全くしていない」と言い切っているあたりは、当時の日本人からすれば、目から鱗に近い?感覚だったことでしょう。

 

ただ、この調査結果を見る限り、日本に対して歴史の歪曲だ!と言っている日本以外の国の教科書は、2つ目と3つ目の要素を相当程度「都合よく操作している」と、と思った方が良さそうですね。

 

それらの国の教科書を直接見たワケではありませんが、とくに2つ目の要素については、「そうしなければならない事情」が容易に類推できてしまいます。

 

日本の教科書が完全に公正だとは言いませんが、他国の教科書を全て真に受けるのも危険だということだけは確かでしょう。

 

このお話も長くなりそうなので、とりあえずこのへんにしておきます。

 

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【編集長のつぶやき vol.492】 「まちおこし」事業で、なんでもかんでもクラウドファンディングに頼るのは危険?
2017.08.16 Wednesday 00:00

2017.08.16

ご承知のとおり、昨今は「まちおこし」に関連する事業に限らず、何らかの新規事業の立ち上げや既存事業の改善に際して、小口の「投資」を集める「クラウドファンディング」が花盛りです。

 

目標とする金額が集まり、順調に事業を遂行している例も少なくありません。

 

ただ、このクラウドファンディング、「投資家」に対し金銭的なリターンを配当する、という明快な仕組みではないところに、大きな落とし穴があるような気がします。

 

クラウドファンディングで「配当」されるリターンを見ると、当該事業によって算出された商品やサービスそのものの提供であったり、商品やサービスではなく「記念品」的なものの提供であったり、場合によっては当該事業に対する一種の「参加券」だったり、様々ですよね。

 

しかしそこに共通しているのは、「分かりやすい金銭的な配当」ではなく、投資家が自己責任で判断する「自己満足」的な要素が非常に強いという点です。

 

実際のところ、クラウドファンディングに投資している人は、投資家というよりは、ボランティアに近いと言えるでしょう。

 

確かに、「この事業に参画し、育てた」という「自己満足」は、金銭的な価値では測れないでしょうし、金銭的な配当が無いにしても、参画によって得られた経験や人脈は、のちのちなんらかのカタチで「換金」される可能性だってあるかも知れません。

 

だからこそ、人々の「共感」や「善意」のようなものを大前提とした投資であるクラウドファンディングには危うさを感じるのです。

 

中には、人々の「共感」や「善意」を故意に食い物にしようとする輩も出てくるでしょうし、故意ではないにしても、結果的に人々の「共感」や「善意」を一方的に利用するだけ、という事業だってあり得なくはないでしょう。

 

多くの場合、人々の「気持ち」をつなぎとめるだけで事業が遂行できるほど、甘くはないはずです。

 

そして昨今、さらに気になるのは、比較的少額の自己資金ですら、最初からクラウドファンディングで集めようという発想がまかり通っていること。。。

 

事業の内容にもよるでしょうけど、クラウドファンディングが「安易なお金集め」の手段になっているとしたら、クラウドファンディングで資金を募集するという行為自体に「怪しい商売」という悪いイメージが付きかねません。

 

非常にドライなようですが、「気持ち」の部分以外で、双方が納得いく「利害関係」を分かりやすいカタチで明示できないようであれば、クラウドファンディングでおカネを集めたり、投資したりすることは止めたほうがよろしいかと。。。

 

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【編集長のつぶやき vol.491】 似て非なるもの?「移動できる家」と「コンテナ型モジュール建築」に共通する将来性。
2017.08.09 Wednesday 00:00

2017.08.09

先日、弊社のニュースサイトで、たまたま同じ日に掲載した2つの記事に、おやぁ?という例がありました。

 

ひとつめは、大型トレーラーでそのまま牽引して移動することができる「移動できる家」。

 

ふたつめは、コンテナ型モジュール建築というというものです。

 

この2つは、典型的な「似て非なるもの」と言えるでしょう。

 

前者は、一見するとコンテナのように見えますが、運びやすくするためにコンテナ型の大きさに造られているだけで、そもそもが「家」です。

 

一方後者は、同じく寸法は海上輸送用のコンテナ規格に準拠しているものの、それが何であるかと言われれば、国内法令に適合した「建築用資材」です。

 

ただ、両者は「似て非なるもの」でありながら、同じ「宿泊業界」に商品提案を行っており、両者が訴求しているメリットも、実はほぼ同じ。。。

 

どちらも、ある程度でき上った「箱」を活用して建造物とするワケですから、工期は短縮できるでしょうし、建設後の移転や再利用もし易いことでしょう。

 

そして、多くの人は、やはり同じことを考えたはず。

 

宿泊業界への提案も悪くないが、自然災害が多発しているこの国で、こうした「箱」は、仮設住宅や仮設店舗にもっともっと活用されるべきなのでは?と。。。

 

実は、前者が誕生したきっかけは東日本大震災でした。

さらに後者についても、復興工事従事者用の宿舎や事務所として活用された実績があります。

 

まあ、仮設住宅や仮設店舗に関する法令を確認していないので、こうした「箱」がどこまで利用可能なのかは不明ですが。。。

また、移転や再利用がし易いとはいえ、「箱」そのものの耐用年数という問題もあるでしょう。

さらに、建築物が「根無し草」のように移転し続けることは、持続可能なまちづくりに相反する?という意見だってあるはず。

 

しかし、考え方によっては、歴史的建造物や古民家だって、曳家によって移動したり、解体して別の場所で再建される例だってあるワケですから、「箱」が移動することに対しては、それほど抵抗を感じる必要はないのかも知れません。

 

この種の「商品」については今後、「仮設系」だけでなく、「常設系」についても、様々な提案やアイディアが出てきそうに思いました。

 

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【編集長のつぶやき vol.490】 ニッポンのオーディオブランド「aiwa(アイワ)」が復活。古は新を兼ねる?
2017.08.07 Monday 00:00

2017.08.07

この6月、秋田県にある十和田オーディオというOEMメーカーが、既に消滅した日本のオーディオブランド「aiwa(アイワ)」を復活させると発表し、話題になりました。

この秋には、CDラジカセなどの製品を販売する予定です。

 

アイワと言えば、ソニーに比べれば見劣りするものの、40代よりも上の世代には、そこそこ安価でそこそこ高性能なブランドとして親しまれていました。

しかし今世紀に入り、国際的な価格競争に敗れ、デジタル化の波にも乗り遅れたりして、ブランドも会社も消滅。。。

 

今回のアイワの「復活」は、日本メーカーの復活の兆しとして、前向きに捉える向きが強いようです。

 

ただ、かつて綺羅星のように輝いていた日本のオーディオメーカーの凋落は、地球上に膨大な「音源資産」を残してくれた「カセットテープ」というメディアをないがしろにした、「消費者」にも責任の一端がある、と思いました。

 

1990年代半ば、日本では既にCDがレコードやカセットテープに取って替わっていましたが、この時点でもアジアやヨーロッパでは、カセットテープはまだまだCDに駆逐されてはおらず、店頭でも幅を利かせていたと記憶しています。

もちろん、CDには録音機能はありませんから、エアチェックや編集などが可能という点で、カセットテープはまだまだ主要なメディアだったはず。。。

 

しかしそのCDも、間もなくダウンロードやストリーミングに取って替わられることになります。

こうなると、「音源資産」はもはやデータに過ぎず、極端に言えば、「編集」すること自体が必要無くなる状況となりました。

 

もちろん、今の状況では「これから」新たに生まれる音源資産については、あえてカセットテープという古いメディアに吹き込む必然性は無いと言えるでしょう。

 

ただ、地球上に膨大な数が存在する、カセットテープに吹き込まれた音源資産は、レコードなど他メディアから録音されたものだけではありません。

オリジナルの生演奏だったり、「記録」としての音声だったりもします。

 

逆を言えば、カセットデッキやラジカセは、古いアーカイブスを再生するためだけの装置ではなく、「これから」新たに生まれる音源資産を吹き込む装置として、「大は小を兼ねる」ならぬ「古は新を兼ねる」メディアであり続けることでしょう。

まあ、テープ自体の劣化や、瞬時に頭出しが出来ないなど、ハンデはいろいろとありますが。。。

 

再生するアイワには、「古は新を兼ねる」素晴らしい製品を造ってもらいたいものです。

 

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【編集長のつぶやき vol.489】 やはり始まっていた?「ゲストハウス・民泊」と「商店街」との必然的な融合。
2017.08.02 Wednesday 00:00

2017.08.02

このサイトでは2か月ほど前、ゲストハウスが商店街の核店舗?となる日というお話をしました。

またさらに遡ること1年ほど前、ニッポンを救うのは、住宅街の「闇民泊」よりも、商店街の「合法ゲストハウス」というお話もしました。

 

そして今回は、こうした「流れ」が、どうやら本格化?しそうな兆しになってきた、というお話です。

 

先日、とある研究会で民泊に関する報告があったのですが、そこで鍵となっているのは、やはり商店街でした。

今年6月に可決した民泊新法では、住宅地でも民泊の営業が可能になりましたが、年間の営業上限が180日という制限などもあり、専業のビジネスという点では、現実的ではないのが実情です。

 

となるとやはり、今後もしばらくは、既存の旅館業法での「簡易宿所」による、商業地での営業の方がより現実的と言えるでしょう。

 

この日の研究会で事例として紹介されたのは、老舗店舗の社員寮を活用したものでした。

ただ、それが建っている場所は住宅地であり、前例が無い事案については、行政も及び腰の様子。。。

 

一方、とある商店街では、インバウンド旅行者を無償で宿泊させ、注目を集めているというお話も紹介されました。

無償ですから、旅館業等をクリアする必要はありませんが、商店街への波及効果という点では、商店街の空き店舗をリノベーションしたゲストハウスと同じか、もしかするとそれ以上の波及効果があるのかも知れません。

 

そして、この種のお話をする場合、よく引き合いに出されるのが、タイ・バンコクのカオサン通りです。

 

ご承知のとおり、カオサン通りと言えば、バックパッカーが泊まる安宿がズラリと並び、それに付随する?ように他の店舗も並ぶ場所。

 

ゲストハウスも、1軒や2軒ではその影響力に限界はありますが、やはり「集積の効果」は凄い。。。

 

しかも多くのバックパッカーは、いかにも「観光客向け」というお店での消費は好まず、極力現地の「普通のお店」を好む傾向にあります。

 

もっとも、近年のカオサン通りは、無国籍化・観光地化が進み過ぎて、以前ほどのパワーは無くなってきたとの声もあるようですが。。。

 

もちろん、全ての商店街でゲストハウスや民泊が「核施設」になれるワケではないとは思いますが、地元民向けの商店とゲストハウス・民泊が自然な形で融合し、新たな賑わいを創出する「商店街」がこの国に誕生する日は、遠い将来ではないのかも知れません。

 

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