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【編集長のつぶやき vol.464】 改札の「外」で食べる「駅弁」。駅弁の「お土産」化、「お持ち帰り」化が始まった?
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2017.05.01 Monday 00:00
2017.05.01
このサイトでは今年3月27日、ニッポンが誇る、百花繚乱の「駅弁」。一方で、「駅弁」と「普通の弁当」のボーダレス化も始まっていた?というお話をしましたが、今回はその続きです。
先日、取材の帰りに、駅弁を2回購入する機会がありました。
ひとつ目は、自身の少し早い時間帯の夕食として、新幹線の車内で消費するために購入。
そしてもうひとつは、終点・東京駅で、家に持って帰るための「お土産」として購入したものです。
さて、この2回にわたる購入、実は、以前にお話しした「駅弁」と「普通の弁当」の「ボーダレス化」を象徴する?出来事でもありました。
ひとつ目に購入した駅弁は、駅の建物内ではありましたが、改札の外、つまり、鉄道に乗車しなくても買える環境で購入したものです。
その中身は、いかにも?駅弁チックな内容のため、近所の人が「普段使い」で購入する可能性は低いでしょう。
とは言え、列車の中で食する弁当を、言わば「普通の弁当」と同じ環境で購入したワケです。
一方、「お土産」で購入したふたつ目の駅弁は、改札の中で購入したものです。
当然、改札内で購入された駅弁の多くは、改札内の列車内で消費されることでしょう。
しかし今回は違っていました。
その駅弁は、改札内で消費することなく、改札外に持ち出され、「家庭」で消費されたのです。
しかも、その「駅弁」とは、改札内で販売されていたにもかかわらず、パッケージも中身も、いかにも「駅弁」といった感じではなく、「ちょっとだけ贅沢な普段使い」といった感じでした。
ただ、価格については、中身のクオリティーを考えればお値打ち感はあったものの、「駅弁相場」の範囲内でしたが。。。。
言ってみれば、この日は、改札外で改札内用の商品を購入し、改札内で改札外向けの商品を購入したことになります。
駅弁を供給する側が、どこまで「駅や車内以外での消費」を意識しているのかは分かりません。
まあ、賞味期限や衛生管理上の問題があるとは思いますが。。。
しかしそれでも、「お土産」や「お持ち帰り」を切り口にすると、「駅弁」には、新たな可能性があるように思いました。
この続きは、またまた折をみてお話したいと思います。
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