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【編集長のつぶやき vol.467】 泊まれるレストラン「オーベルジュ」が人気上昇中。発想の転換で新しい業態が誕生する予感?
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2017.05.15 Monday 00:00
2017.05.15
近年、この国では「オーベルジュ」という業態の宿泊施設が人気上昇中の様子。
宿泊予約サイトなどでも特集が組まれていたりします。
さて、おさらいになますが、「オーベルジュ」とは、宿泊施設を「併設」したレストランのこと。
フランスが発祥ということもあり、その多くはフランス料理を提供するレストランなのですが、弊社のPRサイトなどでも紹介しているとおり、中華のオーベルジュなんてのも存在します。
また、「オーベルジュ」とは謳っていませんが、宿泊施設を「併設」したレストランと言えば、日本では古くから割烹旅館という業態がありました。
さらに最近では、蕎麦屋さん、寿司屋さん、豆腐屋さんなど、飲食店もしくは食材の専門店が併設している宿が静かなブーム?だったりもします。
もちろん、オーベルジュと謳わななくても、「料理が自慢の宿泊施設」は数多く存在しますし、オーベルジュの中にも、なぜか素泊まりプラン?を設定しているところもあったりするので、オーベルジュか否かの境界線は、ある意味、宿側の自己申告?なのかも知れません。
さて、再びおさらいになりますが、オーベルジュはあくまでも宿泊施設を「併設」したレストランのこと。
当然と言えば当然ですが、あくまでも「食事をする場所」が中心であって、宿泊施設の部分は、規模的にも設備・仕様的にも「泊まることができる」という程度に留めているところが大半です。
一般的なホテルや旅館のようなスペック?を期待すると、かなりの確率で、肩透かしを食らうことになるでしょう。
一方、昨今のゲストハウスなど、そもそも「相部屋の簡素な宿」に慣れ親しんだ層からすれば、質素とは言え、オーベルジュの「個室」は、贅沢?に映るかも知れません。
実は、この「ギャップ」の部分に、新たな業態の宿が萌芽するのではないか?という予感を感じています。
それは、ゲストハウス風の相部屋(ドミトリー)を併設したレストランのこと。
ん?相部屋のオーベルジュ?それはいくらなんでも真逆過ぎ?と思われるでしょう。
確かに、普通に考えたら、カップルや女子会で食事を楽しむために泊まるオーベルジュで、「相部屋」という発想はほぼあり得ません。
次回は、そのあり得ない発想が、実は「あり得る」ということをお話したいと思います。
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