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【編集長のつぶやき vol.530】 観光庁が民泊仲介サイト事業者に「通知」。今後気になる「一軒家」民泊とは?
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2018.01.15 Monday 00:00
2018.01.15
昨年末、観光庁が民泊仲介サイト運営事業者など宛に通知した「違法民泊物件の仲介等の防止に向けた措置について(通知)」が話題となっています。
その内容は、今年6月に施行される住宅宿泊事業法(いわゆる民泊新法)に先立ち、既掲載物件のうち、適法であることを確認できない物件については、法の施行日までに当該サイトから削除することなどを求めたもの。
また、許可番号等の確認にあたっては、自社が運営する民泊仲介サイト上で、旅館業法に基づく営業者等から許可番号等を入力させ、入力が確認できないものについては非表示とするなど、電子的処理による方法も認めるとしています。
この通知には、上記以外にも様々な内容が記載されていますが、これにより、これまでグレーどころか検挙者まで出ているブラックな闇民泊を事実上「野放し」にしてきた民泊仲介サイトにも、ようやく一定の「法的責任」が課されることになるでしょう。
実は、某大手民泊仲介サイト運営事業者は昨年6月、新規に登録する際、登録情報を都道府県に提供し、届出があるかどうかを確認したうえで、届出がない闇民泊を無くす方針を明らかにしています。
ただ、某大手民泊仲介サイトでは、現段階で「相変わらず」闇民泊が横行しているとの指摘もあり、これまでの運営事業者の対応を見る限りでは、「通知」をどこまで遵守するのか、甚だ疑問な気もしますが。。。
さて民泊と言えば、ここ最近、いわゆる「一軒家」を1組限定の宿として提供する例が目立つようになってきました。
こうした「宿」は、貸別荘や町家・古民家風の宿では以前からよく見かけましたが、昨今目にするのは、どちらにも分類できない「一軒家」です。
中には、ほぼ新築のデザイナーズ住宅?のような洒落た建物を使用している例もあり、一口に「民泊」と言っても、今後、状況は大きく様変わりする様相。。。
また、こうした宿の中には、闇民泊でないことを「宣言」するため、簡易宿所の営業許可証をサイト上にアップしているところもあります。
そこで気になるのが、こうした一軒家に宿泊する「客層」ですよね。
次回は、その客層を当サイトなりに想定してみたいと思います。
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