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【編集長のつぶやき vol.593】 多くの人が憧れる「旅をしながら働く」という人生。
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2018.09.06 Thursday 00:00
2018.09.06
先日、弊社のニュースサイトで、少々気になるニュースを掲載しました。
Little Japanと芸術家の村、ゲストハウスに無料で泊まり、働き、地域の人と関わりながら全国を旅できるサービス「move about」の提供を開始 東京都台東区
このニュースを見た人の中で、ある年齢層よりも上の世代の人は、「今さらなにを」と思ったに違いありません。
無料で泊まり、そこで働く、という旅のスタイルは、ユースホステルやとほ宿などで、いわゆる「居候」や「ヘルパー」と呼ばれていた人そのもの。
また、北海道のライダーハウスでは、昆布干しの手伝いやお土産屋さんでの売り子をしながら「旅」をしていた人は珍しくありませんし、沖縄のキャンプ場ではサトウキビ畑で短期間働きながら「旅」をしていた人の話だって、普通に聞いていました。
なお、これらと似て非なるものに「リゾートバイト」というものがありますが、これとて、ある意味、旅人との「雇用契約」を厳格にしただけ、と言えなくもありません。
さて、今回のニュースでリリースされたサービスは、「1日からでも働ける」という点が特徴らしいのですが、これとて、個人的には北海道の民宿で「1日だけ働いた」という、経験はあります。
また、投宿したいくつかのライダーハウスでは、季節労働的な「1日だけのアルバイト」の募集も結構ありました。
もちろん、「あの当時」と現在では状況が異なりますから、ある年齢層よりも上の世代による「昔話」を押し付ける気はありませんが、このスタイルの「旅」を提供するサービスを本格的に始めるのならば、もう一捻り、欲しいところですよね。
ちなみに、弊社のPR記事掲載サイトでは、こんな記事を掲載していたことを思い出しました。
【PR記事 北海道千歳市】 「宿主」が夫から妻へ交代?「ゲストハウスアンドバー フリーダム!!」が「新千歳ゲストハウスYURIN」としてリニューアル。
この宿では、2017年5月19日の記事掲載時点で、宿泊予約サイトには、1泊1円の「業務体験プラン」という宿泊プランが設定されていました(現在はプラン掲載無し)。
旅の過程で、宿の関係者を含む地元の人と交流しながら「宿代+飯代が浮く」と考えれば、どこまでが「体験観光」なのかは微妙なところですが、実際のところ、単純に「時給換算」すると、そこにはけっこうキツイ現実が待っています。
ただ、個人的には、若い時期にこうした「旅をしながら働く」経験をすることは、必ずしも悪いことだとは思いません(むしろ推奨したいくらいです)。
問題は、それが先々、いかにして本当の「生業」に繋げていけるのか?ということでしょう。
この話題についても、続報が入り次第、つぶやきたいと思います。
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