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【編集長のつぶやき vol.594】 今度こそ普及するのか?宿泊業界でのユニバーサルデザイン。
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2018.09.11 Tuesday 00:00
2018.09.11
このサイトではしばしば、(主に観光・宿泊産業の分野で)いずれこうなるだろう、という予測めいたお話しをつぶやいているのですが、それらの多くは、半年から1年後に、なんらかのカタチで現実のものとなっています(笑)。
しかし、「かくあるべき」という意味合いもこめて「予測」したものの中には、今なお実現していない領域が、ひとつだけありました。
それは、いわゆる主に宿泊産業におけるユニバーサルデザインの普及です。
もちろん、宿自体のバリアフリー化や、バリアフリールームの一部設置など、ユニバーサルデザインの前段階とも言える対応については、以前に比べれば、ある程度は進んだと言えるでしょう。
ただ、ユニバーサルデザインが最終的に目指すものは、一部の人のための「特殊仕様」ではなく、だれでもが利用できる仕様としての「一般化・標準化」です。
【編集長のつぶやき vol.465】 そろそろ、「全室ユニバーサルデザイン」という宿が登場してもよさそうなのですが。。。
上記のつぶやきから1年以上が経過していますが、2018年9月現在、こうした宿泊施設が開業しました、とか、計画中といったニュース素材は入ってきていません。
そんな中、大手内装会社が、宿泊施設への「提案」として、新な協業を開始しました。
【ニュース】 丹青社とミライロ、ユニバーサルデザインの空間づくりに向け協業、ワンストップでホテル・宿泊施設のユニバーサルデザイン化をサポート 東京都港区
今のところ、こうした「提案」がどの程度、宿泊施設に受け入れられるのかは未知数です。
背景には、2020年のオリ・パラに備え、ユニバーサルデザインを取り入れた宿泊施設の整備が必要、というある種の圧力もあるでしょう。
とは言え、業界の内外から、こうした動きが出始めたことについては、多少なりとも期待したいと思いました。
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