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【編集長のつぶやき vol.595】 路線バスの存在を「完全無視」する某観光施設。両者の「不協和音」はいつまで続くのか。
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2018.09.13 Thursday 00:00
2018.09.13
当サイトでは、ほぼ1年前、【編集長のつぶやき vol.501】 「路線バス」で宿泊施設にたどり着く行為は「マニア」の域なのか?宿泊施設の「交通表記」には改善の余地あり。というつぶやきを掲載しました。
その内容は、多くの宿泊施設では、宿に至るまでの路線バスの案内があまりにもお粗末、というお話です(詳細は飛び先をご覧下さい)。
しかし今回は、記事作成の段階で、かなり「ヒドい」例に出くわしてしまいました。
それは、宿泊施設を併設した道の駅なのですが、都市と都市を結ぶ幹線道路に面した立地で、眼の前に施設名を冠したバス停があるにもかかわらず、施設のホームページにも、宿泊予約サイトにも、その「存在」すら記されていません。
地図上でバス停の存在は確認できたので、バス会社のホームページで調べたところ、そのバス停に停車する路線は、運行本数は決して多くはありませんが、「使えない」と言うほど少ないワケではなく、しかも県庁所在地のバスターミナル・空港と最寄りの「まち」を結ぶ、言わば幹線系統の路線でした。
もちろん、道の駅だけに、大多数の人はマイカーで訪れるのは分かります。
とは言え、多くの観光施設などでは、環境問題や交通渋滞の回避、酒気帯び運転の撲滅といった観点などから、「なるべくマイカーを使用せず、公共交通機関を利用しましょう」と謳っているはず。
路線バスの利用者がいくら少数派とは言え、眼の前にあるバス停の存在を無視したこの「仕打ち」は、一体何なのでしょうか?
また、バス会社のホームページ上の時刻表には、同バス停の時刻は一応記載はされているものの、積極的な案内はありません。
また、上述の前回のつぶやきでも触れていますが、多くの路線バス会社のホームーページは、使い勝手が悪く、目的地までの「足」を確認することは、地図やバスに精通した「マニア」ではない「一般の人」には至難の業です(ちなみに、今回の事例で取り上げたバス会社は、まだ相当にマシな方)。
結局のところ、「公共交通機関を使って観光施設に行く」という目的を果たすためには、サービス提供の当事者である宿泊施設でもなくバス会社でもなく、多くの場合、第三者である「検索ナビ」に頼らざるを得ないのです。
ヨソからの観光客を含め、乗客を少しでも増やそうというのなら、せめて、最寄り駅やバスターミナルから当該観光施設に至る路線くらい、運賃を含め、直感的に理解できる頁や検索のフックを用意する必要があるのではないでしょうか。
また、少子高齢化が止まらない日本で、眼の前にバス停があるのに、「自力でマイカーを運転できる人」以外への案内は一切ナシ、という観光施設の対応にも、首を傾げざるを得ません。
この「問題」に関しては、路線バス会社にも、観光施設にも、まだまだ相当に「改善の余地」はありそうですね。
って言うより、両者に対しては、「ちゃんと普通に仕事しろ!」というのが本音です。
弊社のニュースサイトやPRサイトでも、早く「ちゃんと普通に仕事をしている好例」を紹介したいと思いました。
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