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【編集長のつぶやき vol.533】 ニュース記事の閲覧を「有料化」せざるを得ない理由と、積極的に「有料化」したい理由。
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2018.01.24 Wednesday 00:00
2018.01.24
今回は弊社からの「お知らせ」です。
弊社が運営するニュースサイト「遊都総研.com」ではこれまで、主にプレスリリース・記者発表資料・報道資料などをもとに書き下ろしたニュース(報道記事)と、主にアフィリエイト広告によるPR記事(記事型広告)を配信してきました。
また、数は少ないのですが、弊社直接取材による報道記事「編集部取材」も一部配信しています。
これらの記事のうち、1月22日以降は、「編集部取材」を中心に、一部配信記事の有料化(課金制による閲覧)に踏み切りました。
有料部分については、弊社サイトから、有料課金記事のプラットフォームを提供している「note」へと移動します。
1月22日12時更新の「編集部取材」で、第1号?の有料記事を配信しました。
【編集部取材】 日本観光振興協会とトリップアドバイザー、国内観光振興で連携協定を締結、上天草市でケーススタディ第一弾 熊本県上天草市
配信記事の有料化については、まだまだ実験的な要素が強いので、当面は週1本程度の「編集部取材」に限定しますが、まちおこし・観光・不動産に関する「市場動向」など、クローズなデータや分析を伴う記事についても、いずれは有料記事として配信する予定です。
さて、恐らく気になるのは、「ニュース記事はタダで読める」のが当たり前とされてきたネットの世界で、何故に有料化なのか?というお話しですよね。
大きな理由は2つあります。
1つめの理由は、弊社に限らず、昨今のニュースサイト運営では、「広告モデル」が既に限界に達しているという点。
取材コストを考えると、ニュースの素材についても、プレスリリースや記者発表資料など、既に多くのメディアで「出回っているネタ」にどうしても頼らざるを得ない現状があります。
一方で、閲覧する側にも、独自取材や独占取材、独自の分析による「出回っていないネタ」は、やはり有料でないと手に入らない、という認識が一部で広がるようになってきました。
ネット上に拡散している膨大な「重複ネタ」である「まとめサイト」にうんざりしている人も少なくないでしょう。
今回、弊社が配信を開始したばかりの有料記事については、まだまだ質・量ともに自慢できるレベルではありませんが、今後はより濃い内容にするためにも、積極的に突っ込んだ内容を取材し、かつ無料でバラまかないことで、クオリティーを高めていきたいと思います。
そして2つめの理由は、弊社ニュース記事の「無断転用」があまりにも甚だしいという点。
まあ、引用元を明記し、リンクを貼ったりしているサイトについてはあまり目くじらを立てるつもりは無かったのですが、中には、引用元を明記せず、さも「自分たちが作りました」という体裁のサイトもあり、さすがに看過できなくなってきました。
海外の無断転用サイトについては、Google社にメールを送ったところ、想像を絶する?早さで対応してもらい、驚いたりもしたのですが、イタチごっこが終わったワケではありません。
この点では、記事の有料化は、課金によって収益を上げようというよりも、無断転用サイトをブロックするという、言わば「守り」の意味合も強かったりします。
なお、1つ目の理由で、現況の「広告モデル」が限界に達している、とは言いましたが、広告自体に注力しないということではありません。
こちらも新たな仕組みが出来次第、お知らせいたします。
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