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【編集長のつぶやき vol.544】 宿泊特化型ホテルチェーンが、様々な社会問題の解決に寄与する可能性。
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2018.03.07 Wednesday 05:00
2018.03.07
ついおとといですが、弊社のニュースサイトでは、【編集部取材】 宿泊特化型ホテルチェーンが「カフェ」の展開を加速させる理由。 東京都中央区という記事を掲載しました。
詳細は記事本編を見て頂きたいのですが、近年、宿泊特化型のホテルチェーンの「飲食事情」は大きく変化しています。
某大手ビジネスホテルチェーンがバイキング形式の朝食を「完全無料化」したかと思えば、一部には夕食まで無料提供するローカルチェーンまで登場。
メニューについても、シティホテル並みのクオリティにグレードアップさせたり、特徴のある郷土料理を取り入れたりと、「朝食で選ばれるホテル」を志向するホテルが随分と増えました。
しかし、このままバイキング形式で「朝食ウォーズ」が過熱化するかと思えば、一部のホテルでは、フルバイキング形式を止め、「メインディッシュ」を選択性にし、ハーフバイキングに変更したり、幹線なセットメニューに変更するところも登場。
さらに、そこそこの客室数を有するホテルでも、朝食の提供をほぼ「放棄」し、近隣のファストフード店などと提携することで「外注」する例も出始めました。
そんな中、今回の取材では、どちらかと言うと「宿泊特化」に徹し、食事の提供にあまり注力してこなかった(と思われる)一部のチェーンで、カフェを直営で展開する動きや、宿泊客に向けた朝食提供の場という枠を超え、地域に開かれたカフェを「戦略的」に導入する動きなど追いました。
しかし、こうした動きは、現段階では過渡期という印象が強く、その成否や方向性いついて、なにがしかの「結論」を見出すことはできなかった、というのが本音です。
ただ、以前、このサイトでも取り上げましたが、日中はデッドスペースになっている朝食会場の有効活用や、ゲストハウスでよく見られるカフェ&バーの機能への注目など、ある種の「仮説」に対しては、手応えのようなものを感じました。
大袈裟に言えば、宿泊特化型ホテルに入居するカフェを含む地域に開かれた「飲食スペース」や、場合によってはホテルと地域の飲食店や商店街との「連携」が、様々な社会問題の解決に寄与できるような気がしています。
こちらの話題については、「先端的な事例」を発見次第、追って取材したいと思います。
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