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【編集長のつぶやき vol.413】 日本生まれの日系移民4世は「観光人材」の宝庫?
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2016.11.30 Wednesday 00:00
2016.11.30
地方都市に取材に行くと気が付くことですが、電車内で「局地的」にスペイン語?ポルトガル語?を話す家族連れや小グループに出くわすことがあります。
彼らと直接話をしたワケではないので、確認はできませんが、恐らくその多くは、1990年の入管法改正により、労働者としてブラジルやペルーなどの南米諸国から来日した日系移民の3世・4世でしょう。
見た目にはずっと日本に住んでいた日本人と全く変わらないか、もしくはなんとなく南米っぽい?顔立ちだったりして、一様ではないのですが、陽気な雰囲気?だけは共通しています。
こうした人たちと遭遇する地域がなぜ「局地的」かと言えば、彼らは群馬県や静岡県などの特定の地域に立地する大手製造業など、比較的限られた範囲で集中して雇用されているからなのですが、そもそも人口ボリュームの大きい東京や大阪とは異なり、地方都市ではやはり目立つ存在。。。
近年ではリーマン・ショックなどで多くの人が帰国したものの、それでもなお、一部地域では一定規模のコミュニティーを形成しています。
さて、職業柄か、当方ではどうしても、こうした人たちを「観光」や「まちおこし」に結びつけて考たくなるのですが、群馬県某町の観光協会では、割りと大々的に「ブラジル街」を観光資源としてアピールしているようですね。
もちちん、彼らともともとの住民との間にはそれなりに軋轢はあったようですし、「観光資源」として手放しに歓迎できる状態でもないとは思います。
そこで注目したいのが、日系4世の存在。
1990年代以降に来日した3世は、言葉の壁などもあって、どうしても工場での単純労働などに従事せざるを得なかったのですが、日本で生まれ育った4世は、幸か不幸かバイリンガルです(全員がそうと言うワケではありませんが)。
しかし彼らの多くは、高等教育を受けることができず、親世代と同様、不安定な単純労働に就かざるを得ません。
こうした4世にはもっと「観光人材」として活躍してもらえないものでしょうか?
日本国内で「異文化」を体験できる施設や地域は、どこも人気です。
また、スペイン語圏やポルトガル語圏からのインバウンド客への対応など、バイリンガルにしかできない業務だって多いはず。
もちろん、コトはそう単純ではないでしょうし、簡単だとも思えません。
しかしそれでも、彼らをもっと「有効活用」できないとしたら、ニッポンにとってMOTTAINAIとは思いませんか?
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宇和島駅前のカフェにて。懐かしい味のパスタでランチ。 【2016年05月 愛媛県宇和島市】
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2016.11.29 Tuesday 00:00
宇和島駅前のカフェにて。
昼時だったので、具だくさんっぽいパスタを注文。
この種の昭和後期風?のカフェはかつて、どこの地方都市の駅前にも当たり前のように存在していた。なんだか、懐かしい感じの美味しさだった。
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【編集長のつぶやき vol.412】 高級ホテルではないホテルのルームサービス事情 「朝食」編。
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2016.11.28 Monday 00:00
2016.11.28
前回は、ホテルのルームサービスのうち、「夕食」ないしは「夜食」についてお話しました。
今回は「朝食」編です。
ん?朝食でルームサービス?
明らかに「高級な」ホテルは別として、そこそこ値の張る温泉旅館ですら朝食は部屋出しではなく朝食会場で・・・というパターンが多いのに、それほどランクの高くない?シティホテルやビジネスホテルで「朝食のルームサービス」なんてあるんだろうか?と思われた方も多いでしょう。
実は、ここに意外な盲点がありました。
数自体は多くないものの、客室数の非常に少ないビジネスホテルでは、朝食をルームサービスで提供しているところがあります。
それらは決して「高級ホテル」ではありません。
昨今のビジネスホテルの朝食と言えば、基本的にはバイキングが主流です。
当然、こうしたスタイルは、提供する側からすれば給仕の人出を省けるうえに、利用する側からすれば好きなものが好きなだけ食べられるという、Win-Winな関係のもとに提供されていると言えるでしょう。
しかしこのスタイルは、ある一定数の利用者が居なければ、逆に非効率な提供方法となります。
したがって、客室規模の非常に小さいビジネスホテルが朝食をルームサービスで提供するのは、ある意味「手っ取り早く仕事を終わらせる」手段なのかも知れません。
あと、こうした小さなビジネスホテルにはもうひとつ、朝食を「ルームサービスにせざるを得ない」事情もあります。
ホテルによっては、朝食を提供する「会場」自体が無いか、もしくはあってもロビー兼用だったりして、そもそも朝食を客室に運ばざるを得ない?場合があるからです。
個人的には利用したことは無いのですが、こうした小さなビジネスホテルがルームサービスで提供する朝食は、パンを中心とした比較的あっさりしたものもあれば、特製の手作り和定食だったりと、そのレベルは様々。。。
ただ、「供給する側の都合」で提供される質素な朝食であっても、ルームサービスには違いありません。
あくまでも小規模なビジネスホテルのなせる技ではありますが、それが結果的にちょっとした贅沢感?を演出するサービスになっているとしたら、これは大いにアピールすべきでしょう。
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【編集長のつぶやき vol.411】 高級ホテルではないホテルのルームサービス事情 「夜食」編。
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2016.11.25 Friday 00:00
2016.11.25
前回までは、シティホテルやビジネスホテルが提供する「弁当」についてお話してきました。
さて、ここでお気づきになった方もおられるのではないでしょうか?
客室内でご飯を食べる・・・となると、弁当を客室内に持ち込むくらいなら、ホテルには伝統的な?「ルームサービス」というサービスがあるじゃないかと。
確かにそのとおり。
とくにハイクラスなシティホテルでは、ルームサービスの提供は「あって当たり前のサービス」になっていますよね。
ビジネスホテルとシティホテルの「境界線」には諸説ありますが、結婚式場や宴会場、本格的なレストランの有無以外に、実はこの「ルームサービスの有無」が、両者の違いとする向きもあります。
ただ昨今では、ルームサービス自体を提供していないシティホテルがある一方、ビジネスホテルであっても、一部ではありますが、朝食や夜食のルームサービスを提供している例もあったり。。。
まあ、ハイクラスなシティホテルは別として、ややランクの落ちるシティホテルやビジネスホテルのルームサービスとは、どんな感じなのでしょうか?
実は過去に、このクラスのホテルでのルームサービスは何度か利用したことがあります。
その多くは、いわゆる夜食。
注文したメニューは、カレーライスやチャーハン、特製のお茶漬け(笑)などでした。
中には仰々しく料理用のカートで運ばれてくるものもありますが、その多くは客室の入り口でお盆ごと手渡しというものです。
いずれもそれほど高価なものではないものの、「それなりに」リッチでゴージャスな気分が味わえました(笑)。
しかし昨今では、このクラスのホテルでのルームサービスは、以前ほどは見かけません。
まあ、人件費等々を考えたら、「割に合わないサービス」というのも分かる気がしますが。。。
となると、前回までお話してきた「客室内で食べられるちょっとだけ豪勢な弁当」がある種、セルフサービスのルームサービス?という「矛盾しつつも有効なサービス」に思えてきます。
確かに、客室内まで食事を運んでくれるサービスは便利と言えば便利ですが、そもそも「部屋には入ってほしくない」「配達を待つくらいならこっちの都合で取りに行きたい」という人だっているワケですから。
次回は、同じルームサービスでも「夜食」とはやや状況が異なる「朝食」についてお話したいと想います。
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明石駅前の、新しいランドマーク? 【2016年05月 兵庫県明石市】
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2016.11.24 Thursday 00:00山陽明石駅のホームより。駅前でタワーマンションの建設が進んでいた(2016年5月時点)。
次回、ここを訪れる頃には、明石駅前のランドマーク?として定着していることだろう。
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