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【PR記事 一度は泊まってみたい宿】 山中に忽然と出現する「計画都市」にあって、ある意味、「孤軍奮闘」する吉備高原リゾートホテル。 岡山県吉備中央町
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2017.04.28 Friday 00:00
【PR記事 2017.04.28 一度は泊まってみたい宿】
山中に忽然と出現する「計画都市」にあって、ある意味、「孤軍奮闘」する吉備高原リゾートホテル。 岡山県吉備中央町
岡山県のほぼ中央部、岡山市内からはバスで1時間ほどの山中に「吉備高原都市」という「計画都市」があることをご存じだろうか。
この「計画都市」、自然環境などを活かしながら、福祉などの機能を充実させるという、先進的な取り組みのはずだった。
しかし現実には、計画のかなりの部分が凍結。。。
計画当初の「計画人口」には程遠く、少なくとも現時点では、明らかに「失敗」と言えるプロジェクトだ。
ここではあえてその「失敗」について語るつもりは無いが、その計画都市のほぼ中央にある吉備高原リゾートホテルには、「前向き」な関心を持ってしまった。
このホテルが「入居」する建物は、計画都市の中核施設「きびプラザ」内。
運営主体は第三セクターかと思いきや、地元に古くからあった民間企業のグループ会社である。
客室数は全室ツインで33室。
天井や壁などの内装には、温かみのある天然木を使用している。
「計画都市」の複合施設にありながら、当初からシティホテルではなくリゾートホテルを謳っていたところが面白い。
もちろん、計画都市内の交流の場(=シティホテル)としても機能はしているのだろうが、宿泊プランを見ると、いちご狩りやしいたけ狩り、ブルーベリージャム作り体験、バーベキューや乗馬の割引など、他所からの来訪者向けと思しき「リゾート色全開」の商品が一杯だ(笑)。
季節によっては、ホタル鑑賞地への往復送迎付きプランなどもある。
食事については、地元食材を使用したコース料理や会席料理など、「いかにもリゾートホテルらしい」商品を設定している一方、ランチ・ディナーとも税込1,080円という、この種のホテルのこの種の食事としては「破格」とも言えるビュッフェバイキングも提供している。
こちらは言わば、「産直市場」のバイキングレストラン版といったところだろう。
まあ、こうしたリゾート色全開の「観光コンテンツ」をどこまで欲するかは、訪れる人にもよるとは思う。
しかし、このホテルが立地する「計画都市」に所用は無くても、このホテルには泊まってみたいという「需要」は、ある種の「企業努力」によって十分に喚起されているように見える。
個人的には、仕事柄、この地で「計画都市」の現状について取材してみたいという「需要」はあるのだが、仮にこうした本源的な「需要」が無かったとしても、一度は泊まってみたいホテルだと思った。
詳細・予約は
吉備高原リゾートホテル
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鹿児島市中心部の、おもちゃ箱をひっくり返したような一画。 【2015年08月 鹿児島県鹿児島市】
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2017.04.27 Thursday 00:00鹿児島市の中心市街地・天文館周辺の表通りに交差する通りにて。言い古された表現だが、おもちゃ箱をひっくり返したような街並みに見えた。
一部、駐車場になっている店舗跡地もあるが、シャッター通りが当たり前になっている地方都市にあっては、かなり賑やかな印象。
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【編集長のつぶやき vol.463】 第三セクター鉄道は、新たな「鉄道資本」へと進化できるのか?
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2017.04.26 Wednesday 00:00
2017.04.26
前回は、第三セクターの北越急行と佐川急便が協業し、貨客混載列車の運行を開始した話題を取り上げました。
要は、経営環境の厳しい第三セクターの鉄道にとって、一度は廃れたはずの「鉄道での貨物輸送」に、復権のカギがありそう、というお話です。
さて、このサイトではたびたび、瀕死のJR北海道や民間のローカル線、大都市圏の大手電鉄資本や、観光に特化したローカル私鉄資本?などについてつぶやいてきました。
今回話題として取り上げた第三セクターの鉄道も、個人的には、「基本的な構造」はあまり変わらないものと考えています。
おさらいになりますが、大手電鉄資本は、鉄度事業がもたらす大きな「外部効果」を、不動産や観光、流通などの事業で「内部化」することで一定の地位を築いてきました。
ローカル私鉄についても、大手電鉄資本に比べたら数は少ないですが、主に観光事業を「内部化」することで、鉄道事業という「本体」を支える構造となっている例は存在します。
また、民間の旅行会社が第三セクター鉄道の運営に乗り出し、「地域商社」を発足させた例や、ホテル事業会社がローカル私鉄の「テコ入れ」で成果を上げつつある例も紹介しました。
さて、第三セクター鉄道ではどうでしょうか。
鉄度事業である以上、「外部効果」を「内部化」できる要素は多いはずです。
ただ、民間資本の私鉄と異なるのは、第三セクターとは言っても、実体は自治体が圧倒的な大株主であるということ。
株式会社である以上、利益を上げて配当を出さなければならない仕組みのはずですが、株主が株主だけに?コトは単純ではありません。
収益性よりも公益性が優先されるのは、ある意味、第三セクターの宿命とも言えるでしょう。
たとえ赤字でも、沿線自治体に「それ以上」の波及効果が認められるのならば、株主としてその赤字を補てんしてでも会社を維持する、という判断だって、あながち間違いではありません。
ただ、そうは言っても、赤字を垂れ流し続けるワケにはいきませんよね。
となると、当該の第三セクター鉄道を存続させるべきか否かという議論は別として(廃止してバス転換した方が合理的という場合だってあります)、第三セクター鉄道における「外部効果」を「内部化」する試みや努力は、まだまだ少なすぎるような気がします。
大株主が自治体という特殊事情があるにしても、現在、多くの第三セクター鉄道が展開しているのは、乗車券や旅行商品を販売する旅行業や、駅の敷地を利用した駐車場程度。
不動産業や観光事業など、比較的内部化しやすい事業への「進出」はあまり見かけません。
もちろん、内部化しやすいとは言ってもビジネスである以上リスクは伴いますし、既存の民業を圧迫するという声もあるでしょう。
しかしそれでも、鉄道会社の信用と知名度、その先にある「ブランド力」を生かさない手はないはず。。。
事業ノウハウや人材が無いというのであれば、外部の民間企業に委託するか、場合によっては買収するくらいの英断があってもよさそうなものです。
こうした意味からすれば、現在、自治体主の第三セクターは、官民一体の「本当の意味での第三セクター」への進化が問われていると言えるでしょう。
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実は、「M78星雲光の国」と姉妹都市を締結していた須賀川市。 【2016年08月 福島県須賀川市】
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2017.04.25 Tuesday 00:00
JR須賀川駅の構内にて。
須賀川市とM78星雲光の国が姉妹都市であることを初めて知った。
姉妹都市締結の調印の際、須賀川市側は市長が出席したとは思うが、光の国からは誰が出席したのだろうか。
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【編集長のつぶやき vol.462】 路線バスとヤマト運輸の協業に続き、三セク鉄道と佐川急便が協業。ローカル線復権の鍵は、意外にも「貨物」にあった?
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2017.04.24 Monday 00:00
2017.04.24
当サイトでは昨年12月、ヤマト運輸の「客貨混載」が環境大臣賞受賞。環境問題に留まらない「三方良し」のビジネスモデル。というつぶやきを掲載しました。
これは、路線バスと宅配会社の「協業」が言わば「三方よし」の社会貢献に繋がった例と言えるのですが、やはりと言うか、ついにと言うか、今度は第三セクターの鉄道会社と宅配会社による「協業」が本格的に始まりました。
弊社のニュースサイトでも4月20日に掲載した記事です。
北越急行と佐川急便、北越急行線「六日町」〜「うらがわら」駅間で貨客混載列車の運行を本格的に開始 新潟県南魚沼市
基本的に、上記の両社による「協業」は、乗客を乗せて走るバスが、同じく乗客を乗せて走る列車に変わっただけで、路線バスと宅配会社の「協業」と構造的には同じと言えるでしょう。
鉄道会社もバス会社も、同じ車両を使って乗客を運ぶ以外の「収入源」が得られる点では同じですが、宅配会社にとっては、ドライバー不足の解消や走行距離の削減といったメリット以外に、鉄道利用の場合、道路渋滞を回避できるという「定時制の確保」といったメリットも付加されます。
ただ、今回の「協業」は、どちらかと言うと、将来的には鉄道事業者側の方がメリットが大きそうに思えました。
ご承知のとおり、北越急行は北陸新幹線の金沢延伸開業によって、それまで圧倒的なドル箱だった、越後湯沢〜金沢方面の特急が全廃。
当分は過去に「荒稼ぎ」したストックで路線を維持できるにしても、新たな収入源を確保しなければ、路線も会社の存続もかなり危うい状況に陥ることは、容易に想像できるでしょう。
こうした点で、今回の「協業」はまだまだ規模的には小さな試みですが、本来、鉄道が「貨物」を運ぶこと自体、ごくごく自然な生業なはず。。。
実際、ドライバー不足や環境問題などを背景に、JR貨物がじわじわと復活、24年ぶりに黒字になったことが話題になりました。
今後、北越急行の「旅客列車」が、比較的短距離の宅配だけでなく、中長距離輸送の貨物まで担うとなると、車両や駅設備など、ハード面での対応が課題になるかとは思いますが、案外、一度は廃れたはずの「鉄道貨物」に、ローカル線復権の鍵が隠されているのかも知れませんね。
この話題についても、折をみて続きのお話をしたいと思います。
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